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遠藤ゼミ(専門演習Ⅱ 4年生)で花巻の㈱小友木材店?和同産業㈱が共同開発の『電動小型木材運搬機 山猫』に関するミニ講話がありました。

授業関係
7月10日に専門演習Ⅱの遠藤ゼミで㈱小友木材店の古川明洋氏にミニ講話をやっていただきました。
“山猫”は電動小型木材運搬機です。200㎏の木材(丸太)の運搬が可能。最大傾斜度30度までなら林内の伐採木を運搬(引き下ろし)に適用でき、連続2時間使用(バッテリー駆動?一充電で)できます(写真1)。山猫は、小友木材店の小友康弘社長の『マイクロ林業家(森林に親しみと関わりもつ一般市民)を育成し、山間地域での小商いを生み出せたらいい。それにより人々の森林や里山への関わりが出来るといい。効率性や収益性ではない、楽しさ、豊かさを林業に取り込めないか。それに役立つものが出来ないか??』という発想から生まれたものです。“時間の空いている人+山猫”で木を運ぶ人(搬出なら手伝えるという林業体験者、日曜林業家等)を増やし、例えば小友木材店がウーバーハブとなり、材の利活用に繋ぎ、プロ(生産性の追求)ではない趣味としての「林業」の確立を目指しています。自然の楽しみ方として、農業には家庭菜園、漁業には川釣り、海釣りがあるように林業にもそれがあるといい。それに使えるのが“山猫”です。
この小友社長の発想を実現(開発し製品化)したのが同じ地元の和同産業㈱です。和同産業㈱は完成機メーカーとして開発部門を持ちユニークな日本初の製品を商品化(遠藤ゼミでの和同産業㈱へのフィールドワーク URLはここから)しています。その“山猫”の開発の紹介がありました(写真2,3)。

ミニ講義では、小友木材店の沿革、続いて古川さんは「なぜ小友木材店に転職したのか。」の詳しい経緯の紹介がありました。古川さんの就業経験と「仕事の選び方」は学生に強いインパクトを与えるものでした。学生時代にはNPO活動で岩手に来ていました。就活イベントで小友社長と出会い、「この人(大人になっても、楽しいことに挑戦し続ける人!)」と働けたら面白そう!と思ったそうです。古川さんの仕事の選び方は『暮らし方×一緒に働く人』です。学生に対し、あなたの仕事の選び方は「  」×「  」ですかとの問いかけがあり会話が弾みました(写真4)。

遠藤ゼミでは、“山猫”をお借りして(アンバサダー契約)結パークフォーレストの間伐材のバイオマスの熱利用(岩手ウッドパワー㈱ESCO事業での富士大学学生寮のチップボイラーへの適用等)や”山猫“の使い方を研究しています。


写真1 “山猫”写真           写真2 講話風景 
    

写真3 講話風景              写真4 質疑応答