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林業?農業体験のフィールドワークを「岩手大学農学部附属寒冷フィールドサイエンス教育研究センター」で実施しました。【教養演習 鈴木ゼミ、木村ゼミ、中村ゼミ合同】

授業関係
場 所:岩手大学農学部付属寒冷フィールドサイエンス教育研究センター 
    滝沢演習林、滝沢農場
日 時:7月10日(水)  2時限目~5時限目の連続演習
参加者:教養演習鈴木智香ゼミ、木村憲一郎ゼミ、中村さゆりゼミの学生24名、
引率教員4名。  計28名

内 容:
滝沢演習林に到着後、山本信次教授(森林政策学?環境社会学)からミニ講義を受けました(写真1)。地理学?気候学的観点から、岩手(東北6県)のそれぞれの地域の第一次産業の特徴、即ち人間の営み(農林業)の地形と自然環境との関係について講義がありました。特に北上山地の様々の利用(放牧、薪炭生産、冶金や製塩)、農業と林業の違い、自然(森林)環境の遷移、第一次産業が果たしている国土保全の実態などそのそれぞれが経済学とどう関連しているのか、それを学ぶ学生にわかりやすい話が満載でした。その後は、森林浴ツアーをしながらのネイチャーガイダンスでした。現物の樹木を眺めながら、樹種の違い(杉、カラマツ、アカマツ等)、林業の時間サイクル、森林利用の地域経済効果、森林および林業の多面的機能(生物多様性/水源涵養/景観等の維持保全)等々につき、林内を散策しながらのミニ講義でした(写真2,3)。
その後、演習林の食堂で昼食。それから農場へ移動しました。
農場到着後、渡邊学准教授(果樹園芸学)から「果樹の特性を知ろう」というミニ講義を受けました(写真4)。岩手県の果樹生産の特徴、リンゴ栽培と稲作の比較を通して気候風土、機械化、安定生産性、温暖化の影響等について講義がありました。演習林でも温暖化影響の講義がありましたが果樹生産にとっても現在の問題であることを改めて教えていただきました。午後からは雨のため予定した屋外農作業(ブルーベリー摘み)は中止となり実習は「ブルベリージャム造りとなりました。ほんと楽しく味見しながらの美味しい実習でした(写真5,6,7)。市販のジャムはペクチン等が入っていますが100%オーガニックのジャムを造り、それをお土産としていただきました。

学生の感想や気付きには以下の様なものがありました。
演習林
?森林の適切な利用や手入を行うバランスが大切だと気付いた。
?自然を大切にしなければと思った。森林は生態系を守っているとのだと感じた。
?木の価格は思ったより安い(年月の割りにコスパが安い)。 注)この感想は超多数
?研究や教育のための実習林、実験林であった。いろいろな事がやっているので驚いた。
?樹木の偉大さ、自然の大切さに気づいた。
?空気がとてもおいしかった。
?森林は多様な生物の生産地(生息地)で生態系を守っているのだと感じた。巨大な木が沢山あった。江戸時代、明治時代から有るというのに驚いた。
?木々が地球環境を支えているのがわかった。

農場
?ジャム作りが楽しかった。グループで協力しながら美味しいジャムを作れたのが良かった。
?農業の大切さありがたさをあらためて感じた。いろいろなものを食べられることに感謝したい。
?普段何気なく食べている作物がどこで最初に出来たのか、どのような特徴があるのかを初めて知ることができ、ごはんは大切に食べようと思った。
?スーパーなどにある食材は農業で働く人が労力をかけているからこそあるのだと改めて感じた。
?農業はなくてはならない存在だと思う。


写真1 演習林講義風景     写真2 演習林 林内講義    写真3 演習林 林内講義
    

写真4 農場講義風景      写真5 農場実習(ジャムつくり)  
  

写真6 農場実習(ジャムつくり) 写真7 農場実習(ジャムつくり)